書壇から離れて独自の書に取り組んだ書家・井上有一の作品が見られる「天作会」なる展覧会を覗いてきました^^
井上有一の作品とともに精神を継いだ現代の書家の作品も見ることができ、
書の表現の多様さと伝統書道とは魅力も感じました。
真っ黒に見える作品に際立つ小さな余白。
近づくとびっしりと文字が見えてきます。
墨の扱いや工夫は通常の書道でも常に悩みが絶えないのですが、
こうした作品を見ると文字以上に墨の表現が大切なんだと感じました。
井上有一の作品はボンド墨だと思いますが、
さすが第一人者としての独自世界の迫力を感じます。
筆の動きが際立っています。
大胆な一字書は相当自分自身の書を持っていないと有一の真似になってしまいそう。
書の世界は本当に奥深く、さらに横にも広がっていました^^